若手お笑い芸人の登竜門「NHK新人お笑い大賞」(25日、堺市立美原文化会館)の本選出場8組のうち7組がNHK大阪放送局で行われた本選の組み合わせ抽選会に出席し、意気込みを語った。

 一昨年まで「NHK新人演芸大賞」の演芸部門として行われていたのをリニューアル。2年連続本選出場となるお笑いコンビ、チョコレートプラネットの松尾駿は「優勝して朝の連続ドラマに出たい」と、朝の連続テレビ小説「あさが来た」への出演を熱望すると、抽選会に出席していた佐橋陽一チーフプロデューサーから「(朝ドラ側)に出演交渉をしてみます」。思わぬ“全国区”へのチャンスに全国316組が参加した予選会を勝ち抜いた出席者も目をギラつかせた。

 抽選によってネタ順はAブロック1組目からスーパーニュウニュウ、ロビンソンズ、アキナ、アインシュタイン、Bブロックは1組目からザンゼンジ、チョコレートプラネット、和牛、インディアンスと決まった。A、Bブロックを勝ち上がった2組が優勝を争う。

 関西の若手漫才師の登竜門となる今年の「NHK上方漫才コンテスト」で優勝しているアキナはコントで挑戦する。「漫才とコントでダブル優勝したい。売れます!」と両刀でV宣言した。

 ブサイク芸人として知られるお笑いコンビ、アインシュタインの稲田直樹は「大きい賞レースに残れたのは初めて。現在を生きる不細工キッズのために頑張りたい」と意気込んだ。

 本選の模様は25日午後4時からNHK総合で全国生放送される。