NHKの朝の連続テレビ小説「あさが来た」で宮崎あおい(29)演じるヒロインの姉はつの嫁ぎ先である大阪の豪商、山王寺家の義母・菊役を演じる女優萬田久子(57)が9日、パワーアップした“嫁いびり”を宣言した。

 国立国際美術館(大阪市北区)で10日から開催される「クレオパトラとエジプトの王妃展」(12月27日まで)の開会式にゲストとして参加した。

 女王を思わせるようなあでやかな衣装で登場した萬田は劇中の役柄を古代エジプトの最後の女王・クレオパトラに重ねた。

 「クレオパトラは国を守らなければいけなかった。だからどうしても強いという印象になる。ただ決して本人が持って生まれた性格の強さかと言えばどうかな。う~ん、でも強いと言われるのはしょうがないですよね。山王寺屋を守るために強くならざるを得ない」と劇中の“嫁いびり”の背景を説明した。

 同ドラマの制作発表では堂々の“嫁いびり”を宣言したのは萬田だが、さらにパワーアップする。「これからもっとどんどんいびります。これからすごいシーンがいっぱいある」。嫁いできたはつを煙たがり、暗い蔵に閉じ込めたりするシーンも。「いびりがい? 宮崎さんをいびっているわけではないけど、なかなかあっちも強い。ある意味、あっちのほうが強いかもしれない。いびりがいはあります」と不敵な笑みを見せた。

 イベント前には同展覧会を見て回った。「この迫力には驚いた。数年前にエジプトでピラミッドをみたとき感動したときを思い出した。クレオパトラを思い出しながらいびりますよ」と全開モードを宣言した。