米俳優リチャード・ギア(66)が、ニューヨークの路上でホームレスになりすまして路上生活を体験したことを、フェースブックで明かして話題になっている。

 ニット帽にジャンパー姿の薄汚れた格好で道端に座る写真と共に、「覆面ホームレスとしてニューヨークにいた時、誰も僕のことに気付かなかった。ホームレスになるとはどんな気持ちなのか分かった。人々はただ私の前を通り過ぎ、蔑んだ目を向けていた。たった一人の親切な女性だけが、食べ物を恵んでくれた。この経験を一生忘れない」とコメントを掲載。

 この投稿はわずか4日間で100万人件を超えるいいね!を獲得し、50万人以上がシェアしている。ギアはこの体験の後、自分たちがいかに恵まれているかに改めて気付いたと言い、それからは街中でホームレスを見かけるたびに食事と100ドルを渡すようにしていると言う。ギアは全米公開中の映画「タイム・アウト・オブ・マインド」でホームレスを演じており、その撮影のために今春、ニューヨークでホームレス生活を体験していたようだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子)