北海道の新千歳空港で31日、「新千歳空港国際アニメーション映画祭2015」が開幕した。

 11月3日までの期間中、約3万人の来場を見込む。

 世界各国からの旅行者が行き交う新千歳空港で開催することで、若手アニメ作家の知名度アップを図り、北海道の魅力を発信するのが狙い。

 開会式では実行委員会の名誉委員長を務めるアニメ作家の古川タクさんが「アニメーションや音楽が平和の武器になることを願いたい。楽しみましょう」と話した。

 30分以内の短編作品を集めたメーン部門では、1000点を超える応募作品の中からアジアや欧米などの51作品がノミネートされた。最終日にはグランプリ、新人賞(1点)が発表される。

 今年は日本作品の部門やミュージックビデオの部門を新設。招待作品の上映、国内外のアニメ作家によるトークショーも予定されている。