俳優唐沢寿明(52)女優小雪(38)が12日、東京・六本木の東京ミッドタウンでクリスマスイルミネーションの点灯式に出席した。映画「杉原千畝」(チェリン・グラック監督、12月5日公開)で、唐沢が主人公の外交官杉原を、小雪がその妻を演じている。イルミネーションは宇宙をイメージした大人な雰囲気で、映画で仲むつまじい夫婦を演じた2人にピッタリ。合図とともに2人がスイッチを押すと、辺り一面が18万個の光のじゅうたんで埋め尽くされた。

 同所でのイルミネーションは今年で9回目。唐沢は「仕込みは大変だったと思う。おかげですばらしいイルミネーションになった。たくさんの人が楽しめるわけですから」と感謝を口にした。小雪は「女優をやっていてなんですけれど、ドラマや映画のワンシーンのような高揚感を覚えました。すばらしい。感動ですね」と心を躍らせていた。

 イベントは冷たい風が吹く中で行われたが、唐沢はジョークでイベントの雰囲気を温めた。ミッドタウンの日本料理店によく来るといい、「事務所が近くにあって、そこのガソリンスタンドの裏なんです(笑い)」と、細かすぎる情報を提供。劇中で披露している英語については「あれは全部、吹き替えです」と畳み掛け、駆けつけた買い物客を笑わせた。

 最後に夫婦円満の秘訣(ひけつ)を問われると、唐沢は「リスペクトじゃないですかね。友人や目上に対してもそう」と話した。夫の俳優松山ケンイチとの間に今年、第3子が誕生した小雪は「夫婦の時間をつくるように努力すること。デートをしたり、お話をしたり。プライベートな会話を1カ月に1回でもいいので、時間をつくることかな」と、照れながら答えていた。

 イルミネーションはミッドタウン全域で52万個が点灯する。12月25日まで。