演歌歌手松前ひろ子(65)と三山ひろし(35)の師弟コンビが22日、都内でディナーショーを行った。

 毎年、「いい夫婦の日」に行っている恒例行事。松前にとっては15年連続、三山とのコンビでは7回目になる。

 松前は「銀座小路」、三山は「お岩木山」というお互いの新曲やデュエット曲など、約3時間で32曲を披露した。

 「お岩木山」は日本レコード大賞の優秀作品賞に初選出されたことが先日、発表されたばかり。近年の演歌では異例の11万枚を突破したことも報告され、約600人の客席は歓声に包まれた。

 今年で歌手生活46年のベテラン松前は『「ひろちゃん!」という声がかかると私かと思うけど、三山君なのね』とジョーク交じりに、母親目線で愛弟子の人気ぶりに目を細めた。

 最終的に目指す舞台はNHKの紅白歌合戦だ。「皆さまのお力をいただいて、1歩ずつ前進するのみです」と控えめに話す弟子に対し、松前は「年末にはもっと大きな舞台へ」「年末に向けて三山は頑張ります」と気合十分だった。

 歌手発表は26日に予定されている。