ヴェニャフスキ国際コンクール2位の実力を兼ね備えた美人バイオリニスト、小林美樹(25)が、新作アルバム「サン=サーンス ヴァイオリン・ソナタ第1番-フランス・ヴァイオリン作品集-」(オクタヴィア・レコード)を発売した。超絶テクによる力強いメロディーや、流れるような優しいメロディーなど、“七色”と称賛される音色が詰まっている。

 フランスの作曲家を軸に構成した収録曲は、バイオリンの華麗な技巧を堪能できるイザイの「サン=サーンス ワルツ形式の練習曲によるカプリース」、気品とロマンチックな情感が漂うフォーレの「夢のあとに」など。ほかにも、ショーソンの「詩曲」、ラヴェルの「ツィガーヌ」、マスネの「タイスの瞑想曲」など色とりどりな内容になっている。演奏は、ロン・ティボー国際コンクールで20歳で1位となったピアニスト田村響との共演。バイオリンとピアノの美しいデュオとなっている。

 小林は「心を込めて演奏した自信作ですので、共鳴し合うバイオリンとピアノの音色を楽しんでください」。12月19日には東京・タワーレコード渋谷店、来年1月6日には東京・銀座山野楽器本店で発売記念イベントを行う。