オスカー女優ジェニファー・ローレンス(25)が、監督デビューすることが明らかになった。

 2013年に映画「世界にひとつのプレイブック」でアカデミー賞主演女優賞に輝き、実力派若手女優の筆頭となったローレンスは、冷戦時代を舞台にしたコメディー映画「Project Delirium」でメガホンをとると、エンターテインメント・ウイークリー誌が報じた。「16歳の頃からずっと監督をしたいと思ってきたの。でも、もっと若い頃に挑戦していたら準備ができていなかったと思うけど、今は監督ができる状態だと感じているわ」と抱負を語っている。

 「Project Delirium」は、2012年にザ・ニューヨーカー誌に掲載された「オペレーション・デリリウム」と題した記事を基にした冷戦時代に軍医が軍人たちに対して行った実験についての物語だと言う。ローレンスはコメディアンのエイミー・シューマーとタッグを組む新作で、シューマーと脚本を共同執筆していると8月に発表したばかり。女優、脚本家に監督業も加わることとなり、2016年はさらなる飛躍の年となりそうだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子)