大みそかの第66回NHK紅白歌合戦(午後7時15分開始)の司会者と出場者発表会見が26日、都内で行われた。白組はV6井ノ原快彦(39)が初司会、紅組は2年ぶり2度目の綾瀬はるか(30)、総合司会を黒柳徹子(82)と有働由美子アナ(46)が務める。

 黒柳徹子が初めて総合司会を務めることが発表された。この日は白組司会のV6井ノ原快彦と紅組司会の綾瀬はるか、総合司会の有働由美子アナが登場。有働アナが「実はもう1人総合司会を務めていただく方がいます」と紹介し、黒柳の映像が映し出された。

 黒柳は「少なくともイノッチさんと綾瀬さんのおふたりが楽しくいくように、年の功ですかね、そういうので何とかしようとしています。私が(司会)最年長だと思われますので、(当時)最年少から最年長まで、そんなに長く司会をした人はいないと思う。そういった意味ではうれしく、それまで元気でいようと思います」とあいさつした。

 総合司会の2人体制は過去4回だけ。黒柳は25歳だった58年の第9回、80年の第31回からは4年連続で紅組司会を務めた。32年ぶりの紅白司会。NHKは「テレビと紅白を象徴する大先輩。レジェンドとしてリードしてもらいたい」と期待している。同局は今月に入ってオファーしたという。

 井ノ原は司会の大先輩、黒柳について「5回も司会をやられているわけですよね。本当に胸を借りるつもりで。心強いですよ」と意気込むと、綾瀬もうなずいた。黒柳はジャニーズ事務所のタレントと交流を持つが、中でも19年ぶりの出場が決まった近藤真彦(51)とは、長年親しくしている。NHKも「温かいシーンができたらいい」と期待していることから、黒柳が近藤のステージの盛り上げにも一役買うとみられる。

 井ノ原と綾瀬は初めて司会でコンビを組む。綾瀬は井ノ原の印象を「気が楽です。やさしそうなお顔だし」とする一方、前回コンビを組んだ井ノ原の後輩、嵐については「まぶしい」とした。井ノ原は「ちょうどいい感じなのかな。良かった良かった」と苦笑いしながらもやさしくフォロー。早速、息ピッタリなところを見せた。【近藤由美子】