視聴率好調なNHK連続テレビ小説「あさが来た」(月~土曜、午前8時)で、波瑠演じるヒロインあさの少女時代を演じた鈴木梨央(10)が、来年1月23日放送分から、あさの長女役で再登場することになり、3日、同大阪放送局から発表された。

 鈴木は、男勝りでやんちゃな少女あさを好演し、実年齢では25歳の年齢差がある玉木宏(35)とからむシーンが話題を呼んだ。

 同ドラマの佐野元彦エグゼクティブ・プロデューサー(EP)は「(少女時代の)まっすぐな演技の評判がよかった」と、再起用の理由を説明した。

 鈴木は13年大河ドラマ「八重の桜」でも、山本八重の少女時代を演じ、最近ではテレビだけでなく、映画にも多数出演。幅広い演技力を発揮している。

 佐野EPは、ヒロインあさの娘のキャスティングをめぐり「お母さんと似ているところもあって、でも真逆な面もあって…と、設定を考えたときに、じゃあ、あさの少女時代を演じた梨央ちゃんはどうだろう。彼女は並大抵の子役にはない演技力を持っている」と期待したという。

 すでに収録を終えており、佐野EPは「仕事に奔走するお母さんへの寂しさと、子どもながらに『私は将来、温かい家庭を持つ』と決意するいろんな顔を出してくれた」と話した。

 鈴木は来年1月30日放送分まで出演し、成長後の長女は、小芝風花が演じることが発表されている。

 また、ほかには、三宅裕司が渋沢栄一役で、来年1月28日放送分から登場することも発表された。