総監督・佐渡裕(54)が指揮を務める毎年末恒例の「第33回 サントリー 1万人の第九」コンサートが6日、大阪城ホールで行われた。

 公演は2部構成。第2部には、女優栗山千明(31)が登場。佐渡とともにステージに姿を見せ、「第九」の原詩であるシラー「歓喜に寄せて」を翻訳した「よろこびのうた」を朗読した。栗山の朗読に続き、「第九」が演奏された。

 栗山は「(感動で)緊張がどんどん喜びに変わってきて、とても有意義な時間でした。1万人の方々が一体感を持って作り上げているのを間近で感じることができ、これ以上ないくらいぜいたくな思いをさせてもらいました」とコメントした。

 同コンサートは83年にスタートし、今年が33回目。最年少6歳から最高齢96歳まで、全国から1万179人が参加。観客3904人とあわせ、総勢約1万4000人での合唱となった。

 佐渡氏が総指揮を務めて17回目。佐渡氏は「(前任の)山本直純さんを超える17回となりました。偉大な先輩が作られてきたことなので、思い入れの深い回になったと思います」と感慨深そうに話した。

 この模様は、TBS系で23日午後1時55分から放送される。