事務所から専属契約を解除され、グループ「KAT-TUN」を脱退した田中聖(たなか・こうき、30)が16日、大阪市内で、テレビ大阪「わざわざ言うテレビ」の正月特番(来年1月1日午後11時15分)収録にVTR出演し、脱退当初は「死んでしまおうかと思った」こともあったと明かした。

 番組は、メッセンジャー黒田、ウーマンラッシュアワー村本、マギーが進行し、「言わなくてもいいこと」に焦点を当てるトークバラエティー。田中はVTRで“本音”をはき出した。

 KAT-TUNでは、来年春に田口淳之介が脱退を表明しており、これについて田中は「本当に知ったタイミングも皆さんと同じ」と言い「同じ釜の飯を食った仲間だったんで、僕自身も今、自分のことがたいへんで、やらなきゃいけなかったりするんで、お互いがんばろうという感じ」。田口や、かつての仲間にエールを送り、自らの脱退時の話題に続けた。

 当時は「(KAT-TUNが)すべてだった気がするんで、虚無感みたいなのがいっぱいで、落ち込みすぎて、死んでしまおうかと思ったぐらいで…」。絶望感にさいなまれた心境を振り返り、昨今のアイドル事情にも言及。その中で、さらなる爆弾発言も飛び出した。

 アイドルでも、とりわけ女性アイドルは「サービスしすぎ。なんかハグ会みたいなのとか、下着とか。つきあえるアイドルみたいな、夜の蝶(ちょう)じゃん! みたいな、どこまでサービスしてくれるの? というのがある」と話した。

 自らのアイドル時代にも話は及び「僕は、7~8割は行ったことのない合コンに行ってたことになってたり、とか。たたきやすい人がたたかれる」と持論を展開。虚偽と主張する「7~8割」の中には「仕事でも会ったことねーよ、って人と付き合ったことがあるみたいな。板野(友美)さんと(インターネット上などで)書かれていた」と発言した。

 元AKB48の板野友美との交際疑惑にまで、自ら触れ「いや、もう、逆に付き合ってみてーわ、みたいな(笑い)」と、直球勝負のコメントはとどまることを知らない様子だった。