今年放送されたテレビドラマの平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区。12月30日現在)で、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)が1、2、3位を独占していることが30日分かった。

 今年の1位は「あさが来た」で12月4日に27・2%を記録した。12月に入って25%超えを連発しており、新年からの記録更新も視野に入る。2位は「マッサン」で3月20日に25・0%を記録した。おかげでウイスキーも一躍ブームに。3位は「まれ」で22・7%を記録している。

 人気ドラマだった「下町ロケット」(TBS系)は最終回が22・3%で4位。下町ロケットでも朝ドラの牙城は崩せなかった。1、2位の朝ドラはともにNHK大阪局の制作で健闘が光る。また、全体で30%を超える超ヒットドラマはなかった。

 それにしてもNHK朝ドラのワン、ツー、スリー独占はきわめて異例で、空前の「朝ドラブーム」と言えそうだ。