第57回日本レコード大賞が30日、東京・新国立劇場で発表され、最優秀新人賞には、こぶしファクトリーが輝いた。

 こぶしファクトリーは、モーニング娘。’15らが所属するハロー!プロジェクトの中で、次世代エース候補と呼ばれる8人組で、平均年齢は15歳だ。9月発売のデビュー曲「ドスコイ!ケンキョにダイタン」は相撲をテーマに「どすこい」という掛け声に合わせて四股を踏むユニークなパフォーマンスなどが話題を呼んでいる。リーダー広瀬彩海(16)は受賞を「一生に1度しかないチャンスをつかめてうれしいです」と涙声で喜んだ。

 ハロプロの最優秀新人賞は、98年のモー娘、07年の℃-ute、10年のスマイレージ(現アンジュルム)に続く4組目。グループ名には、コブシの花のような優美さと「にぎりこぶし」の力強さを兼ね備えてほしいという願いを込められている。日々のレッスンに加え、年4回の研修生コンサートで経験を積みながらはい上がってきたたたき上げが開花の時を迎えた。