米俳優レオナルド・ディカプリオ(41)が、米映画「スター・ウォーズエピソード2/クローンの攻撃」のアナキン・スカイウォーカー役をオファーされたが辞退していたことを英ShortList誌のインタビューで告白した。

 「ジョージ・ルーカス監督と会い、オファーを受けたことは事実だが、その時は大作映画への出演に興味がなく、そういった役に飛びこむ気にはなれなかった」とコメント。

 後にダース・ベイダーになる同役は結局はヘイデン・クリステンセンが演じることになり、その年の最悪な演技をした俳優に贈られるゴールデン・ラズベリー賞で最低助演男優賞を受賞した。

 ディカプリオは同年、「ギャング・オブ・ニューヨーク」と「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」に出演。ハリウッドでアメコミのスーパーヒーローを演じたことのない数少ない大物俳優として演技派としてのキャリアを貫いている。

 過去にも同様の理由から、「バットマン・フォーエバー」(95年)のロビン役や「スパイダーマン」(02年)のスパイダーマン役を辞退したことも認めたディカプリオは、「スーパーヒーローのスーツを着る気分ではなかった」と当時の心境を明かした。一方で、「スーパーヒーローを演じないと決めつけているわけではない」と語り、役柄次第では演じる可能性もあることも示唆した。(ロサンゼルス=千歳香奈子)