タレントのベッキー(31)が、男女4人組バンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル川谷絵音(えのん=27)との不倫報道について釈明した会見から一夜明けた7日、ベッキーがCM出演するスポンサー各社も対応に追われた。

 CM契約している企業は10社。会見では友人関係と強調したが、2人きりでの食事や正月に川谷の実家に行ったことなどは認めた。しかし質疑応答もなく、不倫を報じた週刊文春が伝えた2人の親密なLINEのやりとりや、ホテルデートなどについては説明しなかった。

 ある企業の広報担当者は「これだけ世間を騒がせたのですから、弊社が出している別の商品のCMに差し替えたい」と、別のタレントが出演している別商品のCMを放送すると話した。所属事務所や広告代理店から事情説明を受ける予定もあるとしており、その内容によって今後の対応を決めるという。

 他にも数社が「情報を収集している」「契約がまだ残っているので静観している」などと回答した。いずれも状況次第で、契約の打ち切りやCM放送を取りやめる可能性もあると示唆した。1月末で契約が終了する企業は「もともとその予定でした」として、契約を更新しないと説明した。

 バラエティー番組などのレギュラーは10本。不倫報道後、初めての生放送は9日のフジテレビ系「にじいろジーン」(午前8時半)で、関係者によると、予定通り出演するという。

 ◆不倫報道への2人の対応 ベッキーは6日夜、都内で会見を開き、ゲス極のライブや打ち上げ参加を機に親しくなったと説明。恋愛関係ではなく友人と主張。食事に行ったり実家を訪ねたことは認め、「軽率な行為と深く反省しております」と謝罪した。川谷は書面で昨年夏に元スタッフと結婚していたことを認め、ベッキーについては「親しい友人としてお付き合いさせていただいておりましたが、既婚の身でありながら私の軽率な行動によって、世間を騒がせる事態となりましたことを深く反省いたしております」とコメントした。

 ◆ベッキーが出演中のCM10社(商品名)

太田胃散(A錠剤)、スズキ(アルト エコ)、花王(「バブ」シリーズ)、ローソン、ケイ・オプティコム(mineo)、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険、ナガセ(全国統一高校生テストなど)、NTT都市開発(ミソノミラクルワールド)、スタジオアリス、ソースネクスト