SMAP中居正広(43)が16日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「中居正広のSome girl’SMAP」(土曜午後11時)に出演したが、解散騒動に触れることはなかった。

 番組中、リスナーからの質問で今年の公約を問われた中居は「今年は踏ん張る。踏ん張ります。ワサワサせずにじっと踏ん張る年にしようかな」と解散騒動をふまえたものかは定かではないが、苦境に立つ胸中にピタリとはまる「踏ん張る」というフレーズを何度も繰り返した。

 前夜、事務所に残る意思を見せていた木村拓哉がラジオ番組で解散騒動に「ちゃんといつか自分の言葉で話せる時がきたら」とコメントしたこともあり、中居の発言にも注目が集まっていた。

 同番組は中居が昨年5月、父正志さんが死去したことを明かし、胸中を語るなど思い入れのある番組だった。

 一連の解散報道では、育ての親だった女性チーフマネジャーが、ジャニーズから退社する意思を固めたのに伴い、中居、稲垣吾郎(42)草なぎ剛(41)香取慎吾(38)のメンバー4人も1度はジャニーズ事務所からの独立を決意。木村拓哉(43)は残留する意思を固めていた。その後4人は、思い直して事務所にとどまろうとする動きも見せたが、事務所側は受け入れない姿勢をみせている。独立を翻意したい4人にとっては、解散危機回避に向けた具体策がうまく取れないまま、時間だけが経過している状況だ。