10日に死去したデビッド・ボウイさん(享年69歳)の遺作となったアルバム「Blackstar」が今週、「ビルボード200」チャートのトップでデビューを飾った。

 これまでに計27枚のアルバムを発表しているボウイさんは、英国、オーストラリアでは過去に1位を獲得しているものの、米国内では初のナンバーワン・アルバムとなる。

 ボウイさんが死去する2日前の8日に発売となった同アルバムは先週、17万4000枚以上を売り上げ、米国内においては、ボウイさんのキャリア最高のセールスを記録した週となった。このほか、4位の「Best of Bowie」を始め、9枚のアルバムが先週、「ビルボード200」チャート入りしている。

 ボウイさんは過去に、2013年にリリースしたアルバム「The Next Day」が米チャートの2位になったのを含め、4枚のアルバムがトップの座を獲得しそうになったことがある。

 ボウイさんの長年のプロデューサー、トニー・ヴィスコンティ氏は先週、ローリング・ストーン誌のインタビューで、ボウイさんが「Blackstar」の続編となるアルバムを計画していたことを明かした。(ニューヨーク=鹿目直子)