気になる静岡県テレビ局のアナウンサーを紹介する連載「静岡アナ 気になリスト」。今週は、Daiichi-TV(静岡第一テレビ)山田桃子アナ(24)の登場です。大学時代は、ファッション誌の読者モデルとして活動。「人前に出ることが好き」と言い、県内4局広報アイドルグループ「4siz(フォーシズ)」の活動にノリノリです。取材すると、トークもキレキレでした。「その1」は就活編です。

 -出身は神奈川県

 横須賀生まれです。でも、ヤンキーじゃないですよ(笑い)。

 -アナウンサーを志望した理由は

 怒られるかもしれませんが、就職活動がしたかったんです。読者モデルをしていまして、周りには就活をしない人も多かったのですが、「就活は自分と向き合う大事な時間だよ」と聞かされ、「そうなんだ」と。人前に出る仕事がしたかったので、アナウンサーを選びました。

 -「Ray」の読者モデルになったきっかけは

 大学1年からサロンモデルをしていまして、美容室の方に勧められて、「あっ、やります」と。

 -就活は大学3年から

 9歳から取り組んでいるクラシックバレエの公演が9月中旬まであったので、「それが終わったら」と思っていたら、1週間後にはエントリーシートの締め切りでした。大慌てで準備をしてスタートしました。

 -試験で戸惑いは

 初めて面接に行った時、「マジか!」と思いました。周りがピンクとか白のスーツを着ていて、キラキラキラ~としていたので。

 -山田さんは

 真っ黒のスーツ1本で通しました。締めるところは締めたかったので。小6の時に着ていたスーツがまだ入ったんですよ。これでいっか、みたいな感じで。

 -モデルだったのに

 そのことは、エントリーシートにも書きませんでした。同じくアナウンサー志望の読者モデル友達に「この経歴は決して有利ではない」と聞いていまして。

 -では、何を一番アピールしたんでしょう

 バレエです。バレエは大学時代にも週3回通っていました。学校(講義)が終わったらすぐに帰るという感じで。公演が近くなると、毎日のように練習していました。遊びたいし、嫌だなという気持ちもあって、母親と何度も衝突しましたが、感謝の気持ちも増えましたし、続けて本当に良かったです。

 -静岡のテレビ局を受験した理由は

 一通りキー局を受けましたがダメで、ローカル局で残っているのが、静岡と秋田と九州。「とりあえず、静岡から」という感じでした。4年生の夏でした。

 -Daiichi-TVの試験は覚えていますか

 忘れもしません。(この連載で)同期の杉岡(沙絵子アナ)も言っていましたが、食リポのテストで黒ハンペンが出てきた時、「何ですかね。この灰色の。さつま揚げ?」と言って食べました。

 -何とまあ

 思ったことが口に出るタイプなんです。食べる時にショウガを付けすぎてしまって、「あっ、辛っ」とも。「これ、終わったな~」と思いながら会場を出たのを覚えています。あと、富士宮のことを下読みで練習している時、「ふじきゅう」って読み間違えていたんですよ~。

 -あら、ま~

 静岡の知識はなかったので、入社して一から勉強しました。すいません。

 ご覧の通りのキレキレトーク(自虐ネタも含めて)で、同席した伊藤久朗アナウンス室長も苦笑いしていました。「その2」では入社後のこと、4sizの活動などについて、オープンに語っています。お楽しみに。【柳田通斉、鈴木正章】(つづく)

 ◆山田桃子(やまだ・ももこ)1991年(平3)4月1日、神奈川県横須賀市生まれ。学習院女子大国際文化交流学部国際コミュニケーション学科卒。在学中にファッション雑誌「Ray」の専属読者モデルとして活動。昨年11月からショートヘアに。担当番組は「◯ごと」。家族は両親、弟。158センチ。血液型0。