安倍晋三首相は19日の参院予算委員会で、グループの解散危機が報じられていた人気グループ「SMAP」が、今後も存続する見通しとなったことについて「良かった」と笑顔で答えた。

 「多くのファンの方々の期待や願いに応えて、グループが存続することは、良かったのではないか」と、歓迎の意思を示した。

 今夏の衆院解散と、衆参ダブル選挙に踏み切るとの見方が消えない首相。民主党議員から「(永田町では)衆院の解散か、SMAPの解散が先かと話題になっている」と指摘されると、「政治の世界もそうだが、同じグループが長年続く上においては、さまざまな課題もあるのだろう」と述べた。SMAPの「解散回避」は歓迎したものの、自身が鍵を握る衆院解散は、けむに巻いた。

 一方、SMAPが20年東京パラリンピックの「応援サポーター」を務めていることを受け、遠藤利明五輪相も会見で、安堵(あんど)の表情をみせた。「これからも応援してもらえれば、パラリンピックは一層盛り上がる」と、期待を示した。