宝塚歌劇団出身の女性だけによるミュージカル「シカゴ」のニューヨーク・ブロードウェー公演が21日、決まった。14年に宝塚の元トップスターが集結した世界初の女性版「シカゴ」の再演で、リンカーン・センター内のデヴィッド・H・コーク劇場で7月20日から24日まで上演される。

 「シカゴ」は1920年代のシカゴを舞台にした人気作で、96年からブロードウェーでロングラン中。宝塚歌劇団は89年にニューヨーク公演を行っているが、宝塚OG公演の海外進出は初めてで、ブロードウェーで同じ演目が同時上演されるのも初めてとなる。

 弁護士ビリーに峰さを理、麻路さき、姿月あさと、ヴェルマに和央ようか、湖月わたる、水夏希、ロキシーに朝海ひかる、大和悠河が出演。峰は「ニューヨークで公演できること、お客様の反応が楽しみです」と意欲的。8月に東京国際フォーラム(10~21日)、大阪・梅田芸術劇場(25~31日)で上演し、7月に神奈川芸術劇場公演もある。