作家重松清氏の小説の映画化「十字架」(五十嵐匠監督)の初日舞台あいさつが6日、東京・有楽町スバル座で行われた。

 いじめで自殺した中学生と、友人、家族たちの20年にわたる物語を描いた作品。主人公の中学生時代から演じた小出恵介(31)は「ハードル(が高い)を超えて、もう、どうやっていいのか分からなかった」と設定に戸惑っていたことを明かした。共演の木村文乃(28)も中学生の設定を演じており「文乃ちゃんもやるっていうことなので、死ぬなら一緒だ、と思って」と笑わせた。

 ほかに富田靖子、永瀬正敏、小柴亮太が出席した。