ビートたけし(69)が6日夜、レギュラー出演中のTBS系「新・情報7daysニュースキャスター」で、覚せい剤所持容疑で逮捕された清原和博容疑者について語った。

 逮捕に至るまでの不可解な言動などを紹介した映像を見た後、「あれはもう、何か変な言い方になっちゃいますけど、ドラフトが全てだったんじゃないかって思います」と切り出した。続けて「ジャイアンツに入っていれば…。ジャイアンツって、『紳士たれ』みたいなところがある。パ・リーグの悪口を言っているわけじゃないですけど、(西武に入って)新人で大物扱いされて、持ち上げられて…。あれが、運命の分かれ道だったんじゃないかなあ」と話した。プロ野球界を代表するスターの転落人生に「もったいないなあ」と言って、残念そうな表情を見せた。

 さらに、東京・浅草で過ごした自分の駆け出しのころを振り返り、当時の薬物との距離を紹介した。「昔は、先輩たちは全部ヒロポン中毒ですから。薬局で合法的に売っていたわけだから」。そして「自分たちが(芸能界に)入った時には禁止されていた。ラッキーでしたよ。禁止された時期に、そういう業界に入ったんだから。(覚せい剤は)怖いですよ」と神妙な表情で語った。