NHK連続テレビ小説「あさが来た」で、ヒロインを好演している波瑠(24)が8日、大阪市内でドラマのラッピング地下鉄、市バスと“初対面”し「恥ずかしい…」と照れた。

 「(自分の写真は)キレイな服着せてもらって、(ラッピングは)キレイにしてもらって、ほんとにありがたいですね」

 地下鉄車両には全身、バスには顔のアップ写真が飾られ、波瑠は「うわー」と感動し、感謝した。

 地下鉄車両は四つ橋線の西梅田~住之江公園を走り、バスは88号系統で、主に大阪駅~肥後橋を経由して天保山までを運行する。

 波瑠は、西梅田駅で地下鉄車両を初めて見て、肥後橋へ移動。ヒロインあさのモデルとなった広岡浅子さんが嫁いだ両替商、加島屋の跡地がある大同生命ビルの前でバスを目にした。

 「バスは明るい感じでかわいらしい!」

 バス車体周辺を周りながら、ラッピングを確認した。波瑠は昨年5月から、朝ドラ収録のため、大阪へ長期滞在。当初は「地下鉄、市バスを使っていました」と言うが、最近は利用していないという。

 ただ、その理由はドラマが大ヒットし、多忙になったからではなく「最初の頃、買い物に行くのに使っていたんですが、うまく乗れなくて…。使いこなせませんでした」と苦笑いしながら報告した。

 若者たちのショッピング街、心斎橋へ買い物に行った際「帰ろうと思って、ウロウロして(近くの乗り口を)探したんですけど、なくて…。結局、もともと来た(降りた)場所まで戻りました…」とか。東京出身だけに、大阪の土地勘がなく、バスも同じく「乗りこなせていないです」と、苦労したことを明かした。

 地下鉄のラッピング車両は1台のみで、大阪市交通局によると「その日によって朝のラッシュ時に走っているのか、昼間なのか違いますし、定期点検で走っていない日もある」という。運行期間は、ドラマ終了の4月2日までを予定している。

 地下鉄ラッピング車両の運行については、問い合わせ電話06・6582・1400まで。