女優のグウィネス・パルトロー(43)が米国時間の7日と8日の2日間にわたり、ロサンゼルスの法廷で、17年間にわたりストーカー被害を受けていたダンテ・ソイウ容疑者(66)と対面。ニューヨーク・デイリー・ニューズ紙などによると、証言台で「恐ろしかった。コミュニケーションが完全に論理的ではなかったので、怖かった」と証言し、泣き崩れたという。

 ソイウ容疑者は、1999年よりパルトローに対するストーカー行為を行い、2001年に精神病院に入ることを命じられた。しかし、その後もパルトローに妄想や脅しの手紙を送りつけていたとして告発された。警察によると、容疑者は性的な脅しも含む計66通の手紙を送っていたという。

 パルトローは法廷で、容疑者が大人のおもちゃ、イヤリング、ダイエット用の料理本などを贈っていたことについて聞かれると、声をつまらせながら、「その通りです。2人の子供を持つシングルマザーとして、怖い。とても心配です」と語った。

 2014年末にソイウ容疑者から手紙を受け取ったことについて聞かれた時も泣きながら、「あまりの恐ろしさに、自分には非常ボタンが必要だと思ったので、ボディガードにそうメールした」と語った。

 さらに、「彼は手紙の中で、私の身体は罪に溢れているため、メスで切り裂くつもりだと言った」とも証言。容疑者が起訴される以前には、サンタモニカにある両親の家にも姿を見せたことも明かした。2003年に前夫のクリス・マーティンと結婚後は(夫妻は昨年、離婚)、警備を強化したことも証言した。(ニューヨーク=鹿目直子)