米歌手マドンナ(57)が、元夫の英監督ガイ・リッチー氏と親権を争っている長男ロッコ君(15)が、英ロンドンで喫煙する様子がパパラッチされた。

 マドンナと2番目の夫のリッチー監督との間に誕生したロッコ君は、08年に夫妻が離婚した際にマドンナが裁判で親権を勝ち取ったが、昨年末に父親のもとを訪れて以来、マドンナが住む米国への帰国を拒否。父親と一緒にロンドンで暮らしている。マドンナは、強制的に息子を米国に送り返すよう裁判所に求める訴えを起こしており、来月には親権を巡る話し合いが行われることになっていた。

 そんな矢先、ロッコ君はスケートパークで友人と手巻きタバコらしきものを慣れた手つきで吸う様子が目撃され、マドンナは大きなショックを受けているという。ロッコ君は学校にも通っておらず、マドンナはリッチー監督がロッコ君に厳しくしつけをしていないことを不満に思っており、私立探偵を雇って素行を確認させていたとも伝えられている。世界ツアーの合間に自らロンドンに出向いて帰って来るよう懇願したとも言われているが、自らの意思で父親と暮らすことを望んでいるロッコ君の決意は固く、決断を覆すことはできなかったと言われている。しかし、今回の喫煙で強制的に米国に連れて帰る口実ができたのではないかとの見方もある。(ロサンゼルス=千歳香奈子)