「あぶない刑事」30年の歴史に終止符を打つ映画「さらば あぶない刑事」(村川透監督)大ヒット御礼舞台あいさつが10日、東京・新宿バルト9で行われた。この日は、最後の舞台あいさつとなることを受け、主演の舘ひろし(65)と柴田恭兵(64)が、観客に1分間の写真撮影タイムを“プレゼント”したほか、質疑応答にも応じた。「30年間で、もっともあぶなかったのは?」という客席からの質問に、柴田が「舘さんが現場に女性を連れてきたこと」と答え、舘が苦笑いする一幕もあった。

 最後に、舘と柴田はサングラスを取り、柴田は演じた大下勇次として、舘演じた鷹山敏樹に、舘は鷹山として大下に贈る言葉を語った。

 柴田 タカ、女に気を付けろ!!

 舘 ずうっと、走り続けてほしいよ…そう思います。

 配給の東映によると、公開12日目のこの日までに、05年の前作「まだまだあぶない刑事」が記録した動員61万2000人、興行収入(興収)8億2000万円を突破、過去6作の興収の合計は82億円で、シリーズ累計興収100億円突破も視野に入れるヒットを続けているという。この日は大ヒットを祝し、映画のラストシーンが撮影されたニュージーランドの関係者が駆けつけ、2人にワインを贈った。