篠田麻里子(29)が「砂肝むき」で失神した秘話を明かした。

 10日、都内で行われた出演映画「テラフォーマーズ」(4月公開)のPRイベントでのひと幕だ。

 映画は火星を舞台にした異色のSF映画で、15人の若者が異形の生物(テラフォーマー)と死闘を繰り広げる物語。おいしい話につられて、火星行きに応募する設定に合わせ、篠田がアルバイトに「泣いた」エピソードを語った。

 「おみやげにお肉をもらえるという単純な理由でお肉屋さんのバイトをしたことがあるんですけど、仕事は砂肝の皮をむくことでした。1時間くらいそればっかりやっていたら貧血を起こしてダウン。結局1週間くらい寝込んでしまいました」。

 累計部数1400万部突破の原作漫画(貴家悠・作、橘賢一・画)の映像化のハードルはこのエピソードとは対照的に最初から高く、篠田も「原作が大好きなので、映像化がちょっと心配でした」。三池崇史監督(55)の思いも同じで「95%火星が舞台。日本映画の歴史では存在しないタイプの企画です。ワーナー(配給元)本当に正気かな、と思ったけど、ちょうど(同社の)『マッド・マックス 怒りのデスロード』を見せてもらったばかりで、その迫力に、大丈夫のような気がしてきた」という。

 原作の熱烈なファンというハマカーンの2人も駆けつけ、登場したテラフォーマーの着ぐるみのリアルさに息をのんでいた。