米歌手マドンナ(57)が13日、10年ぶりとなる来日公演をさいたまスーパーアリーナで行った。予定よりも約2時間遅れの午後9時から開演した。

 やきもきする観客とは違い、マドンナはおりに入ったまま上空から悠然と登場。「コンバンワ、トキオ~」と絶叫し、会場を盛り上げた。

 アルバム「レベル・ハート」を引っ提げての世界ツアーの一環。2曲目の「ビッチ・アイム・マドンナ」では、スクリーンに「雌犬」「私はマドンナ」などと日本語がつづられた映像も流れた。収録曲「REBEL HEART」や「ライク・ア・バージン」「マテリアル・ガール」などのヒット曲も披露。網タイツにロングブーツ姿でセクシーに踊るなど、約2時間にわたり、観客をくぎ付けにした。

 この日は公演終了が午後11時を過ぎたため、公演中に帰宅の途に就く観客も続出した。14日も同所公演を行う。

 世界ツアーは昨年9月から開始。3月20日のシドニー公演までで、23カ国計77公演を行う。