実力とルックスを兼ね備えた若手ピアニスト、小林有沙(29)が、ラフマニノフの世界を描くセカンドアルバム「ラフマニノフ ピアノ・ソナタ第2番」(オクタヴィア・レコード)をリリースした。

 ベルリン、ウィーンで活躍した若手実力派で、華麗な演奏が持ち味。アルバムでは、ロマンチックなメロディーをさわやかに聴かせながら、力強いタッチでスケールの大きい音楽を表現している。ラフマニノフはフィギュアスケート浅田真央がフリーのプログラムで使用したことでも知られる作曲家。小林は「クラシックを聴く機会の少ない人にも聞きやすい選曲を意識しました。ラフマニノフは映画音楽やフィギュアスケートのBGMにも使用されていますから」と話している。

 2月23日には、東京・銀座のヤマハホールでアルバム発売記念リサイタルを開催する。また、3月には、ヤマハ銀座店、タワーレコード渋谷店、銀座山野楽器本店などでインストアイベントを行う。