中国の芸能界で15年間にわたって活躍する俳優、矢野浩二(46)が日本の外務大臣表彰を受け、北京の日本大使公邸で20日、表彰状授与式が行われた。相互理解に貢献したことが認められた矢野は「これからも日中の懸け橋として頑張りたい」と抱負を語った。

 矢野は日本で役者を目指していたが、2000年から中国に渡って活動を開始。映画やテレビドラマのほか、バラエティー番組の司会で活躍し、中国では「最も有名な日本人」と呼ばれる。

 木寺昌人駐中国大使から表彰状を受け取った矢野は「役者の仕事や、大学の講演でメッセージを発信してきたことを評価してもらい、とてもうれしい」と話した。今年からは日本に拠点を移し、日中両国で活動していくという。