KEIKO待ってるよ-。3人組グループ、globeのマーク・パンサー(46)が4日夜、都内で行われた音楽パーティーに出演し、globeへの熱い思いを語った。

 DJとして出演したマークは、同グループの大ヒット曲「DEPARTURES」などを織り交ぜ、来場者約1000人を盛り上げた。イベント後、マークは「KEIKOが倒れてからはアーティストではなく、DJとして活動し、自分がメディアとなってglobeを発信しています。いつ、KEIKOが戻ってきても大丈夫。あとは回復を待つだけです…」と、心境を明かした。

 11年10月、ボーカルKEIKO(43)がくも膜下出血で倒れた。活動休止状態となり「世間はヒット曲を出しても数カ月で忘れる」との思いから、DJになることを決意。フランスの音楽専門学校へ入学し、10代の学生と1日8時間、DJ含む音楽プロデュースを学んだ。学生からは「ジジイ」と呼ばれた。フランスではDJは国家資格にあたり、同学年では2人しか卒業出来なかったという。

 その後、平日はフランス・ニースで家族と過ごし、週末に来日してDJとしての生活を送っている。年間約200本の音楽イベントに出演し、globeの曲を流して“存在”を訴えている。

 昨年8月にはデビュー20周年を迎え、KEIKOの肉声が初披露された。「今も、TK(小室哲哉)は忙しいけど、連絡を取ったり、ロンドンで会ったりしている。KEIKOは年下のくせにあねご肌だったけど、今は妹みたいに優しいね。3人でglobeだし、家族というか生活の一部。また、早く3人で歌いたい…」。

 この日、来場したモデル兼DJとして活動する小梛(おなぎ)準子(23)は、マークについて「自分のヒット曲を回せるDJは数少なく、『globe愛』がお客さんに伝わっているのが本当にすごい。(KEIKOが復帰して)3人のライブで、マークさんがラップをしているところも見てみたいです」と話した。

 globeは95年デビュー。アルバム「globe」は400万枚を売り上げ、安室奈美恵やTRFらとともに“小室ファミリー”の一時代を築き上げた。