AKB48島崎遥香(21)が、映画「ホーンテッド・キャンパス」(7月2日公開、竹本聡志監督)で、霊から狙われやすい「取りつかれ体質」の女子大生を演じることが9日、分かった。

 主演中山優馬(22)に霊から守られるうち、相手の片思いに気付く「胸キュン学園ホラー」のヒロイン役だ。ほか、大学のオカルト研究会(オカ研)の仲間を安井謙太郎(24)大野拓朗(27)高橋メアリージュン(28)が演じる。

 原作は第19回日本ホラー小説大賞で読者賞を受賞した人気ホラー小説で、島崎はオカ研に所属する女子大生こよみを演じる。オカ研をめぐる怪事件で、霊の攻撃対象になってしまう、か弱い女の子の役だ。中山演じる、霊が見える力を持つ森司(しんじ)から守られ、次第に森司の恋心に気付いていく。胸キュンの恋愛とホラーの要素が合体した作品で、島崎は「前回(15年公開の「劇場霊」)とは違ったホラーが見られるのではないかと思う。今回は甘ずっぱい青春ミステリー。いろんな意味でドキドキ」とコメントした。

 竹本監督のラブコールを受けての出演だった。島崎は静かで優しい話し方、古風なたたずまいなどから、竹本監督から「こよみは彼女しかいない」と熱烈に誘われ、出演を快諾した。昨年5~6月の撮影では、髪をショートボブの「こよみカット」にして、役作りに没頭した。

 中山とは初共演となる。島崎は「同世代で同業者ということで、興味深さがありました。今後も切磋琢磨(せっさたくま)し合いながら、エンターテインメントを盛り上げたい」と、共闘を呼び掛けた。一方の中山は「差し入れなどをしてくれて、現場をなごませてくれた」と、神対応ぶりを明かした。