「岡山の奇跡」と話題のタレント桜井日奈子(18)が22日、東京・新橋の「とっとり・おかやま新橋館」で、出身地の岡山県をPRする動画「岡山三部作」の発表会に、俳優前野朋哉(30)伊原木隆太県知事(49)と出席した。

 動画では、高校まで12年間やっていたバスケットボールでシュートを決める場面がある。桜井は至近距離で前野に応援されながら、真顔でシュートを決めるシーンで、「笑いを抱えながら、必死でした」と振り返った。それでも、シュートは百発百中だったといい、伊原木知事は「(動きが)素人じゃないなと。シュートのシーンはほとんど1発で決めていたんです」と驚いていた。

 桜井は14年に「岡山美少女・美人コンテスト」で美少女グランプリを受賞。清楚感と透明感あふれるルックスで、ネットを中心に「岡山の奇跡」と人気に火が付いた。これまでは岡山の高校に通いながらの芸能生活だったが、この春に上京して東京での生活をスタートした。今回が上京後、初のイベント出演。緊張から不安そうな表情を浮かべながらも、「岡山は食べ物がおいしい。有名な桃とかマスカットとか。あとは瀬戸内海が近いので、魚が新鮮で大好きです」と懸命にPRした。

 上京したばかりで、まだ東京での生活には慣れないという。「まだ道に迷います。電車の乗り換えもたくさんあって…。岡山は電車に乗りたいとすぐに乗るけど、東京の人は1本待つ落ち着きがあるなって思う」と感心していた。まだ「渋谷デビュー」もしておらず、「お洋服とかかわいいものとかたくさんあると思うので、見て回りたい」と、新生活に期待を寄せていた。

 今後は学業と芸能活動の両立を目指し、5月には舞台「それいゆ」(5月26日初日、大阪・梅田芸術劇場ほか)で女優デビューする。「これから大学と仕事を両立したいと思う」と宣言した。