元宮崎県知事で前衆院議員の東国原英夫氏(58)が、5人の女性との不倫関係を認めて謝罪した作家の乙武洋匡氏(39)について、「無所属からでも出馬するくらいなら、本物」と政界進出に期待を寄せた。

 東国原氏は25日にツイッターで乙武氏の今回の謝罪対応に触れ、乙武氏の妻・仁美さんも一緒に謝罪したことについて「伴侶が同時に謝罪するのは、政治家の常道・通常手段(賛否は別にして)である」とした上で、「この時点で、政治関係者の指導があることが分かる。しかも、ちょっと古い価値観での慣行(笑)そしてこの時点で、乙武氏は政治を諦めていない事が分かる」と推察した。

 今夏の参院選に自民党から出馬すると目されていた乙武氏だが、今回の騒動により活動を一時自粛すると表明したこともあり、出馬辞退も考えられる。

 しかし東国原氏は、乙武氏について「障がい者と健常者の垣根を無くし、真の平等・バリアフリー・エンパワメント化等を促進・進化させる」ことができる適任者であるとし、「今回の不祥事の反省から多くを学び、人間が持つ業や欲、建前や本音、偽善や偽悪等を理解し、いわゆる『清濁併せ呑む』政治家になる事を望む」と期待した。

 また、今夏の参院選への出馬についても「自民党の公認や推薦が取り消されたとしても、無所属からでも出馬するくらいなら、本物と気概を感ずる」とつづった。