気になる静岡県テレビ局のアナウンサーを紹介する連載「静岡アナ 気になリスト」。テレビ静岡の本谷育美アナ(23)です。入社1年目。健康的な雰囲気が画面から伝わる期待のアナです。「その1」では、本人の記憶も新しい就職活動を振り返ってもらいました。
-アナウンサー志望のきっかけは
しゃべることがもともと好きでした。小学生の頃から、何かの会があると司会をして、卒業文集に「アナウンサーになりたい」と書いていました。
-中学、高校でもそのイメージで
正直、忘れてました(笑い)。本格的に「なりたい」と思い始めたのは、大学に入ってからでした。
-アナウンススクールには通っていましたか
はい。2年生から週1回のペースで。とても勉強になりました。同時にイベント関連のアルバイトをしていました。
-忙しい学生生活
アルバイトの面接で、「アナウンサーにつながることは何でもやりたいです」と言いました。なので、人前に慣れるために大学のミスコンにも出ました。
-大学は青学
そうですね。大学を決める前に学園祭に行って、その時に、ミスコンを見たんです。「わ~、大学生、高校生と全然違うな」と思いました。お姉さんに見えて、きらびやかで。
-希望通りに合格
たまたま運が良く。指定校推薦ですけど。
-アナウンサーの採用試験は3年生から
キー局のセミナーが夏から始まりました。エントリーシートは、たくさんの放送局に出しました。北海道から南は沖縄まで。
-テレビ静岡の試験は
4年生の5月でした。当時、流行していた映画「アナと雪の女王」のコマーシャル読みが、カメラテストでありました。でも、その頃は就活で忙しく、作品を見てなかったので、探り探りで読みました。
-その時、初めて静岡に来たんですね
そうです。当日の朝、新幹線で静岡駅に到着しました。新静岡駅まで歩き、静鉄を利用して会社に着きました。面接で静岡の印象を聞かれ、「静岡駅と新静岡駅は、なぜあんなに離れているんですか」と聞きました。フフフ。思ったことを素直に。
-手応えは
いや~。最終面接に残っていた人が、みなさんかわいかったので。白スーツ、そのままテレビに出られそうな紫の方もいました。私は白が似合わないので、黒スーツを着ていましたが、圧倒されましたね。
-でも、内定
その日のうちに(内定の)連絡が来ました。
-他の業種では内定を得ていたのですか
はい。私は心配性で、就職できないのは、絶対に嫌だと思い、実はいろんな業種を受けました。1日3社とか面接がある日が続いたりして、ホテルの会社やJALのCAでも内定をいただいていました。
-就職の選択に迷いはなかったんですか
全くなかったかと言えばウソになりますけど、他では私だけでなく、100人を採る会社もありました。その中、テレビ静岡は「1分の1」で、私しか採らないということでした。そこにすごくひかれました。
多くの志望者から1人選ばれた本谷アナ。ルーキーイヤーは間もなく終了しますが、さまざまなことがあったようです。「その2」では、この1年について聞いています。(つづく)
◆本谷育美(もとや・いくみ)1992年(平4)5月7日、千葉県銚子市生まれ。青山学院大法学部卒。15年4月に入社。現在の担当番組は「GirlsParty」「ドレみ~る」など。特技はダンス。血液型AB。