気になる静岡県テレビ局アナウンサーを紹介する連載「静岡アナ 気になリスト」。テレビ静岡本谷育美アナ(23)の「その2」です。2015年度で1人、同局にアナウンサーとして入社。駆け抜けたルーキーイヤーを振り返りつつ、静岡ライフ、千葉県銚子市で暮らした少女時代を聞きました。

 -期待の新人として入社。1年前の心境は

 実は入社前から番組に出させていただきました。「LOCO!エスパルス」を担当することが決まっていて、エスパルスの開幕戦に行き、アイスタのピッチ横で「4月入社が内定している本谷です」とあいさつしました。それがカメラの前でしゃべる初めての体験でした。顔は引きつるし、こわばるし。普段は緊張しないタイプなのですが、人間はこんなに緊張するんだと思いました。

 -「GirlsParty」(火曜深夜0時25分)では、ハリセンボンの近藤春菜さんとMC

 毎回、春菜さんに感動しています。レスポンスの速さ、切り返しのうまさとか、すごく勉強…って、収録中に勉強していたらいけないんですけど、春菜さんの知識量がすごいんです。

 -春菜さんの人柄は

 心の底からいい方だと思います。私の前に担当されていた北村(花絵)アナが産休に入る前、春菜さんがお産で有名なお寺のお守りを北村アナに手渡されていました。私にも「緊張してんの」と声をかけてくださったり。本番でも私の次の言葉が出てこない時は、不自然にならないようにリードして、その場を盛り上げていただいています。

 -ロケなど他の仕事もありますね

 なので、1年があっという間に過ぎました。毎月20日に翌月のシフトが出るんですけど、「あれ? もうシフトが出たの」という感じで。ロケも1つとして同じものがなく、毎日が新鮮で、毎日が挑戦でした。

 -静岡での暮らしはどうですか

 住みやすいです。私の地元、千葉の銚子市に似ています。温暖で海があって、お魚がおいしいところが。ただ、銚子には山がなかったので、海も山もある静岡は、本当にいい所だなと思っています。

 -銚子にいた頃は、どんな少女でしたか

 何でもやりたいタイプでした。今日はピアノ、明日はバレエ、書道のような感じで。小学校の時は、体操部、駅伝部、バスケ部、吹奏楽部、中学ではバレー部で、高校ではテニス部とダンス同好会に入っていました。クラシックバレエは3歳からやって、「よさこい」の踊りは、小6の頃から高校時代まで。チームで本場の北海道に遠征したりしていましたね(笑い)。

 子供の頃から活発で、「何でもやる」タイプの本谷アナは、入社後も「何でも精神」で前進。2年目に入る4月からは、大きな1歩を踏み出します。「その3」で語ります。【柳田通斉、鈴木正章】(つづく)

 ◆本谷育美(もとや・いくみ)1992年(平4)5月7日、千葉県銚子市生まれ。青学大法学部卒。15年4月に入社。担当番組は「GirlsParty」「ドレみ~る」など。趣味は海外旅行。血液型AB。