タレント風見しんご(53)が9日、都内で著書「さくらのとんねる 二十歳のえみる」(青志社)の発売記念イベントを行った。

 07年に、長女えみるさんが、交通事故で10歳の若さで亡くなってしまった。その後、家族がどのように過ごしてきたかをつづった。えみるさんが亡くなって、翌年に長男を死産で亡くしたことも明かしている。

 「妻も次女もみんな、強くなりました。(えみるさんが亡くなって)最初に2~3年は、どうしてもその姿を追い求めてしまった。そこから徐々に、ゆっくりとですけど、前を向いていけるようになりました」と話した。

 しかし、次女ふみねさん(13)について話が及ぶと「これ以上、目の前にいる命を失いたくないので、情けないですけど、1人でコンビニにも行かせられない。えみるは『行ってきます』と出ていって、ほんの2~3分で事故に遭ってしまった」と、今も続く苦しい胸の内を明かした。