映画「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」が30日、公開2日目を迎え、主演の野村萬斎(50)宮迫博之(46)福本愛菜(23)金子修介監督(60)らが大阪市内で舞台あいさつを行った。

 元漫才コンビの変人、仙石(野村)がモノ、場所に宿った思念を読み取る特殊能力を使い、元相方の丸山(宮迫)と人探しを始め、連続殺人事件に巻き込まれていく-。

 そんな映画の肝に引っ掛け、登壇者は自分の“特殊能力”を明かした。宮迫は「先輩が怒る瞬間がわかる」というもの。「お笑いの世界で30年経ちますが、僕、1度も先輩に怒られたことがないんです。わかるんですよ、怒る瞬間が。だから、やばいなと思ったら、すっと便所に行ったりして、帰ってきたら、先輩と、怒られてる人間を仲介して、両方から好かれる」とドヤ顔で明かした。

 狂言師の野村は「僕は自分のやってること(狂言)自体が特殊ですからねえ」と首を傾げていたが、猛暑の撮影時、厚着をしても顔にほとんど汗をかかないことに話が及び「あ、これかも!」。横で宮迫が「それですよ、それ。いやあ、マジでプロやなと思いましたもん」と感心していた。