3年7カ月に及び上演され、関西地区最長ロングラン記録となった劇団四季ミュージカル「ライオンキング」大阪公演が15日、大阪市北区の大阪四季劇場で千秋楽を迎えた。

 千秋楽だけの特別カーテンコール。劇中歌「サークル・オブ・ライフ」に合わせ、舞台と客席通路からキャストが次々に登場した。カーテンコールはのべ12回。観客は総立ち。キャストは12回、カーテンコールに応えて手を振った。

 「ライオンキング」はアフリカ舞台に、シンバ(ライオン)の成長を描き、歌舞伎、文楽など、日本の伝統芸能要素を加えたミュージカル。12年10月28日に大阪公演初日を迎え、総公演回数は関西地区最多の1196回、127万5000人を動員した。

 特別カーテンコールでは、シンバを演じた田中彰孝が「また必ず、関西で皆さまにお会いできる日を楽しみにしております」とあいさつした。7月16日からは同劇場で、13年ぶり4度目の大阪公演となる「キャッツ」が上演される。