東山紀之(49)が、TBS系単発ドラマ「ふつうが一番-作家・藤沢周平 父の一言-」(7月上旬放送)に主演することが16日、分かった。主人公の直木賞作家、藤沢周平を演じる。

 小説家を夢見ながら食品加工新聞の記者をしていた1963年ごろから、松たか子(38)演じる後妻、小菅和子との再婚、73年に直木賞を受賞するまでの家族との温かい物語。再婚の際に妻に100通のラブレターを送ったエピソードも描かれる。「渡る世間は鬼ばかり」などを手掛けた石井ふく子氏がプロデューサーを務める。

 東山は「初共演の松さんのお力をいただきながら、いい作品にするよう努めます」。今月12日に亡くなった蜷川幸雄さんについては「蜷川さんは、藤沢先生の役もきっと喜んでくださっていると思いますし、天国でダメ出ししながら見てくださると思います」と話した。