スタジオジブリの長編最新作「レッド・タートル ある島の物語」(9月17日公開)が、カンヌ映画祭「ある視点」部門で、特別賞を受賞した。21日(日本時間22日)、授賞式が行われた。

 同作は、ジブリと、オランダ生まれのマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督が手を組んだ作品で、高畑勲監督が助言しながら、完成までに8年の歳月を要した。

 鈴木敏夫プロデューサーは「カンヌ映画祭で賞に選ばれて、僕も本当にうれしいです。高畑さんはじめ、製作にかかわったスタジオジブリのスタッフ一同も喜んでいます。この受賞をきっかけに、フランス、日本、そして世界中で一人でも多くの人に見てもらいたいです」とコメントした。