高校に侵入して制服を盗んだとして、窃盗と建造物侵入の罪に問われた元お笑いコンビ「キングオブコメディ」の高橋健一被告(45)の第3回公判が24日、東京地裁で開かれた。

 この日は3月30日付の追起訴分の審理が行われ、昨年3月29日午前10時14分ごろ、高橋被告が東京都豊島区の都立高校に侵入し、女子更衣室から制服の上着5着など計43点や4人分の現金236円など計27万400円相当を盗んだとされる。

 高橋被告は、黒いスーツに白いシャツ、無精ひげを生やし、法廷内では終始、下を向いていたが、起訴内容に「間違いありません」と頭を下げながら言葉を発した。

 追起訴は今月末に完了する予定で、次回公判は6月24日に行われる。

 高橋被告は、3月の初公判では世田谷区と江東区の都立高校に侵入し、女子生徒のブレザーなど約70点、約28万円相当を盗んだとされ、起訴内容を認めていた。4月の第2回公判では品川区内の高校に侵入し、セーラー服の上下7人分など計31点、約10万円相当を窃取したとされ、起訴内容を認めていた。