スペインのグラン・カナリア島で第2次世界大戦を描いた新作「Allied (原題)」(2016年11月全米公開予定)を撮影中だったブラッド・ピット(52)が、撮影セットで11歳の少女を助けたことがわかった。

 スペインの新聞「La  Provincia」によると、現地時間の22日、撮影セットのフェンスの周りには、ピットを一目見ようと大勢のファンが押し寄せていたという。

 ピットが現場に到着すると、興奮したファンたちがピットの名前を叫び、写真を撮り始めたが、ピットはこの時、フェンスの外で押しつぶされそうになっていた少女をボディガードの手を借りて助けたという。

 少女の母親は同紙に、「ピットさんに助けを求めました。前の方にいた娘に起きていることに注意を向けたのは彼だけでしたから」と語った。

 少女はその場で医療チームによる手当てを受けたが、ケガはなかったようだ。少女は落ち着くまで、ピットや撮影スタッフたちと一緒に過ごし、ピットはその後、少女との記念撮影に応じたという。(ニューヨーク=鹿目直子)