ジョニー・デップ(52)の妻で女優のアンバー・ハード(30)が、結婚からわずか15カ月でデップとの離婚申請に踏み切ったことがわかった。ニューヨーク・デイリー・ニューズ紙電子版によると、ハードは米国時間の23日、”和解不能な性格の不一致”を理由に離婚申請書類を裁判所に提出。

 同紙が入手した書類によると、ハードは別居した日を5月22日としており、デップに対し配偶者手当の支払い(注:米国で一般的なもので、慰謝料とは別)を求めているという。米国時間の25日には、デップの母ベティ・スー・パルマーさんが先週、死去したとのニュースが報じられたばかりだ。

 デップは14年間、パートナーシップが続いた女優ヴァネッサ・パラディとの間に12歳と15歳の子供をもうけたが、2012年に破局。ハードとは2011年、映画「ラム・ダイアリー」(2011年全米公開)での共演をきっかけに知り合い、交際がスタート。2012年末に婚約し、昨年2月、バハマのプライベート・アイランドで電撃挙式した。

 一方、米情報サイトTMZによると、デップも有名弁護士を通じ、ハードによる配偶者手当の支払い要求を却下するよう求める書類を裁判所に提出したという。情報筋が同サイトに明かしたところによると、2人は婚前協約を交わしていないらしく、泥沼の離婚調停となる様相も呈してきた。

 昨年末には離婚危機の報道もなされたが、ハードはマリ・クレール誌インタビューで、「私たちの生活に関する恐ろしい誤解には反応しないようにしているが、こういった噂は奇妙で困難です」とコメントしていた。(ニューヨーク=鹿目直子)