米国時間の27日、ジョニー・デップ(52)による家庭内暴力を理由に、裁判所に接近禁止命令を求めた妻アンバー・ハード(30)だが、米情報サイトTMZは提出された書類を入手。それによると、結婚生活の間常に、デップによる言葉および身体的な虐待が続いたが、麻薬やアルコールへの依存が原因の一部であるとしているという。

 ハードは米国時間の21日夜、デップに携帯電話を顔に投げつけられたことが、離婚申請の引き金になったと主張しているが、友人の通報で自宅に駆けつけたロス市警に対し詳細を語らず、届出を出すことを拒否したらしい。

 ハードによると、先月、自宅で友人らと誕生パーティーを開いたが、酒に酔ったデップが姿を現し、大きなシャンパンの瓶を壁に投げつけた上、ワイングラスをハードに向かって投げつけたという。髪の毛をつかんで床に押し倒すなどの暴力行為もあったようだ。

 2人はその後1カ月間、21日夜まで顔を合わせなかったが、この夜も酒に酔い、ハイになったデップは突然、怒り出し、ハードの顔に携帯電話を投げつけた上、髪の毛をつかみ、殴ったという。ハードは、右目の周囲に痣ができている写真を証拠として裁判所に提出している。

 一方、デップに近い情報筋らは同サイトに、ハードがDVに関する話を作り上げていると話しているようだ。22日に友人と撮影した写真をインスタグラムで更新しているのが大きな理由だが、写真ではハードの右目は髪の毛で隠れているため、痣があるかどうかは判断できない。

 ロス市警関係者も通報で駆けつけた際、ハードは「口論になっただけだ」と話していた上、彼女の顔に痣は見られなかったと語っているが、今後の成り行きが注目される。(ニューヨーク=鹿目直子)