ジョニー・デップ(52)との離婚申請に踏み切った妻アンバー・ハード(30)が米国時間の27日、デップに対し、家庭内暴力を理由とする接近禁止命令を求める書類を裁判所に提出したことがわかった。

 米情報サイトTMZによると、米国時間の23日に突然、離婚申請したハードは、デップに身体的暴力を受けたと主張し、顔に痣のある状態で裁判所に姿を見せたという。

 裁判所に弁護士を同伴したハードは、様々な痣が写っている写真を証拠として持参。15カ月間の結婚生活の間、デップによる度重なる暴力行為があったと主張したという。

 同サイトは、ハードが米国時間の21日夜、デップに暴力を受けた直後に撮影したと主張している、右目の周りに痣がある写真を入手。ハードによると、デップが彼女の顔に自分のiPhoneを投げつけたことによりできた痣だという。

 デップは当時、自宅アパート内のあらゆる物を粉々に叩き壊していたという。ハードは友人と電話中だったが、デップが彼女の電話をつかんだため、ハードが叫ぶと、友人がその場で警察に通報。警官らが家に駆けつけたらしい。この時すでに、デップは現場から逃げ出しており、警官らはハードから事情聴取したという。

 ハードによると、デップは口止め料を支払うと申し出たらしいが、23日早朝、離婚申請に踏み切った。ハードはデップによる暴力を撮影したビデオも持っていると語っているという。

 ハードは危害を加えられる差し迫った恐れがあるとして一時的な接近禁止命令を求めているが、デップは25日から新作映画のPRで留守にしており、有名人御用達の敏腕弁護士を雇っている。

 米国時間の26日には広報を通じ、「早急に、離婚に決着がつくことを願っている」とのコメントを発表した。(ニューヨーク=鹿目直子)