ジョニー・デップ(52)の妻アンバー・ハード(30)が米国時間の27日、デップによる家庭内暴力を理由に一時的な接近禁止命令を獲得。米ピープル誌電子版によると、デップの弁護士も裁判書類の中で、デップはハードに近づかないことに同意したと述べているという。

 ハードは接近禁止命令の要求書類の中で、デップに対し毎月5万ドル(約550万円)の配偶者手当、愛犬の保護、2人が住んでいたロス市内にある自宅への単独アクセス、愛車レンジローバーの単独使用を要求。

 さらにデップに対し、怒りをコントロールするためのクラスを52週間にわたり受講するよう求めているという。裁判所側はデップに対する一時的な接近禁止命令を認めたものの、他のすべての要求については正式な審理まで保留とした。

 デップの弁護士は裁判書類の中で、ハードがデップの家庭内暴力を主張する理由は、離婚調停で優位に立つためであるとした上で、「アンバーはジョニーのDVを主張することにより、早期の金銭的解決を確実なものにしようとしている」と主張しているという。

 一方、デップは米国時間の26日、広報を通じ、「早急な離婚の決着を願っている」とコメント。ヨーロッパを訪問中のデップは現地時間の27日、チャリティーイベントに参加した後、自分のバンドを率いてリスボンで開かれた音楽祭で演奏した。来月7日ごろ帰国予定となっている。(ニューヨーク=鹿目直子)