アンタッチャブル柴田英嗣(40)の元妻Aさん(40)とのダブル不倫が発覚し、前日に謝罪会見を行った元ファンキーモンキーベイビーズのファンキー加藤(37)は一夜明けた8日、奈良・吉野町で初主演映画「サブイボマスク」(11日公開)の町おこしイベント「立てろ、サブイボっ!」に出演し、自身のファンにも直接謝罪した。

 感極まって声を詰まらせ、ファンから「大丈夫~っ!」と励まされ、涙ぐむ場面もあった。

 指笛が響き、「加藤~っ」と声援が飛ぶ中、登場した加藤は、神妙な面持ち。いったんマイクを口元に持っていたが、再び起こった歓声に、感極まった様子で、頭を下げ、沈黙。気を取り直し、マイクを握り「このたびはお騒がせして、本当に申し訳ありません。そんな中、ご来場いただき、ありがとうございます」と言葉を続けた。

 加藤は前日7日午前、都内で謝罪会見を開き、同日午後には大阪入りし、同夜には京セラドーム大阪でプロ野球の始球式に登場。始球式でも球場の観衆に向かって騒動を謝罪していた。

 2日連続の客前“生謝罪”となったが、この日は主演映画のイベントだけに、約500人の多くが自身のファンでもあった。

 イベントは、吉野町の北岡篤町長が「吉野町は人々の心を、傷を癒やす町です」とあいさつしてスタート。今の加藤には皮肉にも聞こえる町のPRが続いた後、加藤が呼び込まれただけに、会場のファンからも「加藤~」「がんばれ~」と、ねぎらいの声が多かった。それだけに、加藤の胸にも迫るものがあったようだ。

 トーク、ライブを終え、締めのあいさつでは「今日のイベントの関係者の皆さん、吉野町の皆さん…」と各所へ呼びかけ、最後に「ファンキー加藤のファンの(皆さん)」と言いかけて、言葉に詰まった。

 懸命に言葉を続けようとするが、感極まって続けられない加藤。客席から「加藤さ~ん」「大丈夫~っ!」と、ねぎらいの声が次々に飛び、加藤は涙声で「すいません…少しずつ、頑張ります」と頭を下げた。

 映画「サブイボ-」は、覆面シンガー「サブイボマスク」が、人の心にある“サブイボ”を呼び覚まし、町や人に熱さを呼び起こしていくコメディー。“熱さ”をもって、地方活性化をはかろうと、各地方行政とタッグを組み、町おこしイベントは5月15日にロケ地となった大分県中津市でスタートした。

 同イベントは今月1日に群馬県渋川市でも行われ、この日の吉野町が3カ所目で町おこしツアーのラストだった。