ジャスティン・ビーバー(22)が米国時間の8日夜、オハイオ州クリーブランドで殴り合いのケンカをしていたことがわかった。

 ビーバーは午後11時すぎ、クリーブランドのダウンタウンにある宿泊先のホテル前で、自分よりもはるかに大きな体格の黒人の男と激しく殴り合っていたという。

 米情報サイトTMZが公開した15秒間のビデオ映像には、男がビーバーの頭を軽く殴ったのに対し、ビーバーも即座に男の顔を殴り返し、もみ合いになっている様子が映っている。近くにいた数人の人々が止めようとしたが、最後は男がビーバーを地面に殴り倒していた。

 ビーバーはNBAファイナル第3戦を観戦するため、クリーブランドにやって来ていたという。この日はクリーブランド・キャバリアーズが1勝したが、ビーバーは同チームのシャツを着ていた。

 同サイトはさらに、その後のビデオも公開。立ち上がり、やる気満々で相手の男に飛びかかろうとするビーバーを、ゴールデンステート・ウォリアーズのファンたち数人が後ろから引き止めている様子が映っている。目撃者によると、ケンカはそこで終わったという。

 ビーバーはその直後、インスタグラムでアップのセルフィー写真を公開し、「このプリティボーイは無傷」とメッセージ。相手の男もその後、フェイスブックで名乗りを上げ、数秒間のビデオの中で、ビーバーにサインを断られたことが争いの原因だったことを示唆した。(ニューヨーク=鹿目直子)